人にラベルをつけたり安易に区分するほどたちの悪いことはない。
しかしあえてそれをすれば、今の20歳前後の若者の大変苦しい事情が見えてくるはずだ。
HSPは社会環境的に生まれている?
20歳前後の若者のほぼ半数がHSPであり、不安を抱えて生きている。
シェアハウスは生活コストを下げるためでなく、セーフハウス(安全地帯)である。シェアハウス(≒セーフハウス)の適度な距離感をたもてる柔らかな関係性は実家よりはるかに安心感を与えてくれる。
親の半数は毒親であり20歳前後の若者になんらかのトラウマを与える要因になっている。パパ活はお金目的であると同時に理想の父を求める純粋動機でもある。シェアハウスもパパ活も複雑な動機が絡み合っているが彼らから決して口にされることはない。真理は単純だが、現実は単純に見えて常に複雑である。
さて、20歳前後の若者の親の年齢は40~60歳であり、彼らの7割はぎりぎり安定した家庭で育ったものの自身が築いた家庭は安定に欠けた。それもやむをえない。
日本経済のピークアウトは1990年であり、まず仕事面において上り調子だった親の時代と全く異なり、いまだに現役で労働市場でもがき苦しんでいる。
同時に恋愛市場の流動性が急激に高まったことから約6割が非顕在だが不倫を経験している。子供はそれらを直観している。
そのような家庭で育った子供たちが現在の20歳前後である。当然家庭は安住の場所ではなくなった。
もう少し詳しく世代構造を書くとこのようになる。